知の整理学 インプット編 ~大事なのは情報への接触時間~

2020年3月25日

20:48

 

 

何かしらアウトプットしたい、特に文章を書きたいと思っていたときに出会った。

もともと著者をTwitterで知っていたということもきっかけになった

 

結論としては楽しく読めて、示唆もいろいろあった。

ぼーっとすることの重要性を説いていたり、歩くことで意外と頭の中が整理できることなど、なんとなく実感のあった方法論について述べられていることにも好感が持てた。

ここでは特に示唆に富んだ点を挙げたい。今回はインプット編とする。

 

インプットにはメタ情報が必要。

 

メタ情報とは記憶に残るような経験のこと、(たぶん本来の意味は違うけどニュアンス的には)

例えば、本の内容を写経したり、誰かに説明したり、あるいはメモするときに一文字だけ大文字で書いてみるとか。

要は、少しその情報に上乗せされる経験を作っておく。

その情報を思い出せるフックを作ることでいつかの自分がその情報にアクセスしたいときに思い出しやすくする。

 

確かに勉強をしていると、情報そのものよりもそのときの情景が浮かぶことはよくある。

暗記ものを無理くり語呂合わせで覚えようとしても覚えようとしたことや覚えようとした場所は覚えてるのに肝心の情報そのものは覚えてなかったりする。この例だと結果思い出せてないけども語呂合わせを行わない限り、思い出すこともできなかったのだと思う。

 

もっと広げていうと、情報に対して深く接することが大事ってことじゃないかなと思った。一日の中でどれだけいろんな知識に触れ合えた(試験勉強でいうと何ページ進めれたとか、この章を一日で終わらせたとか)というよりも一つの情報に対する姿勢が大事なんじゃないかなと感じた。結局一言でいうとありきたりだけど、ゆっくり確実に進めるのが最短ルートのような気がした

 

記憶に定着させるには短期間に何回もその情報と触れ合うのが大事。

 

著者はノートを頻繁に読み返すことを推奨していた。僕も勉強するときはよくノートを書いてるけど、今までノートは字に落とすことで何が理解していなくてどこが分からないのかを自分で理解するためだった。いわばそのときに理解することが大事で、振り返ることは一切なかった。そのときにわかったつもりでも時間がたてば元に戻っていることが多かった。同じ間違いをすることもよくあった。

また試験勉強の例を持ち出すと、僕の場合、一つの問題集を何度もやることで知識を身に着けてくことが多い。1周やって、もう1周目解くときには残っている知識もあったが、ほとんどは忘れてしまっていた。効率が悪いといつも思っていた。

 

問題は間を開けすぎることだったということなんじゃないかと思った。

 

細かいサイクルで知識の定着を図る。そのために毎度毎度本に立ち戻ることはできないし、そのたびに問題集を解くのも時間がかかりすぎる。そのサイクルのためにノートを未来の自分のために情報を整理しておくということを推奨している。

あと最近ノートを読み返すということをやってると気づいたけど、ノートに書いているときには気づかなかった課題や疑問が出てくる。そもそもこの内容間違っているなと思うことすらある。細かいサイクルをすることでより深く潜っていけると感じ。

 

これも先ほどの挙げたポイントと同じで細かく何度も触れることで総接触時間を増やす、そうして定着させるみたいなことだなと思った。

 

ノートだと持ち運んでるノート以外へのアクセスが困難になるので、振り返るためにもデジタルに残そうということだったので、まさにここに記している。

ここに書くことで終わるのではなく、この記事を何度も振り返って読んでいくことにしたいな。